防音コンサルティング


音漏れ診断

 一番重要なのは原因を見つけることなのですが、目に見えないだけに巷では省略されがちです。いくらコストを掛けようと、的が外れれば無駄な施工になってしまいます。 音漏れは方向性が曖昧なことが多く、素人の判断は全く当てになりません。様々な機材を用いて、どういう経路で、どういう仕組みで伝わっているかを解明します。


対策アプローチ支援

 必ずしも厳重な防音工事を行うことが最良だとは限りません。音源へのちょっとした対策で済むことも多々あります。音源側世帯と受音側世帯との仲を取り持つことで解決することもあります。 やむを得ず防音工事を実施する場合でも、費用対効果の高い施策から低い施策まで優先順位をつけることが重要です。順に実施し、途中で満足してもらえることも多いです。


防音設計支援

 一口に設計士と言っても今では構造専門やデザイン専門など細分化されています。残念ながら防音が得意な設計者は皆無に近く、 資材メーカーのアドバイスを受けて設計するか、部屋が完成した後に防音業者に任せます。 前者は性能が限られ、後者はコストとスペース効率が劣ります。設計時に防音技術を織り込むことが、費用対効果とスペース効率に向上に最も効果的です。


現場施工監理

 防音施工には楽器作りにも通じる特別なスキルが必要です。振動を音に変えない技術は、小さな振動を大きな音に変える楽器の技術の裏返しだからです。 防音は緩くランダムに作るのが基本です。ところが一般の施工者はガッチリと規則正しく作ってしまいます。これは職人気質によるものなので、どうしても付きっ切りで確認することが必要です。

建築コンサルティング

耐震・制震設計支援

構造設計者でも理解が難しい制震機構について、より現実的な選択・提案をしています。 筑波防災科学技術研究所での実物大震動実験の経験が、強度バランスや免震・制震アイテムの勘所を押さえるのに役立っています。 既存住宅への耐震補強が急がれていますが、安易な補強は逆効果を招くこともあるのです。


断熱設計支援

 壁に厚いグラスウールを充填するようになってから、壁内結露により家の寿命が大きく縮んできました。 そこで、近年では水蒸気を外に逃がすことが推奨されています。これがいわゆる“呼吸する家”です。 しかし、水蒸気を逃がすということは同時に大量の熱量を捨てることに他なりません。水蒸気の振る舞いは相対・絶対湿度や熱量移動など理解が難しいので、技術支援を行っています。


空調換気設計支援

 建築会社に任せると、大抵はメーカーの営業担当者に丸投げで、価格交渉だけで設備の仕様が決まってしまいがちです。 室内環境と光熱費と設備コストを両立するには、エアコンの気流設計と換気設計が重要です。特に飲食店など人の出入りや熱源がある場合は、 快適性とランニングコストに大きな差が出てしまいます。これも専門家が不足している分野です。


現場施工監理

 過去、手抜き工事が横行していた建築業界ですが、今では技術・知識不足から誰も不適切施工に気付かないケースの方が目に付きます。 検査会社もあるのですが大抵は建築会社が依頼主になるので、検査会社から見れば得意客になり、不適切箇所を指摘することは難しくなります。 私が設計支援に関わった物件では、頻繁に現場に足を運ぶことを基本としています。

防音施工

既存の窓の防音補修

 インプラスやプラマードUなど樹脂製内窓を後付けするのが一般的ですが、防音機能はおまけ程度です。防音知識のない施工者が取り付けますので、多くは本来の性能さえ得られていません。 既存の窓の防音補修でも内窓以上の遮音性を得ることが可能です。 内窓に施すこともできますし、もちろん両方に施せば格段に高性能な防音窓とすることが可能です。


既存ドアの防音加工

 外部に面しているため戸建て住宅以外では防音ドアに交換することはできず、スペース的な制約で二重ドアにすることも困難な場合が多いです。 本格的な防音ドアには劣りますが、外部の音が気にならない程度にまで十分改善が期待できます。 室内ドアも防音補修が可能ですが、その場合は換気に対する配慮が必要になります。市販の防音ドアはサイズが決まっていますが、現状のドア枠に合わせて作ることも可能です。


グランドピアノの防音対策

 ピアノは音量が大きく音域が広いので、部屋の中に組み立て式防音室を設置するのが一般的ですが、スペース的にも音響的にも強い圧迫感があります。 ピアノ自体の音を抑制する装置や防音資材も多々ありますが、音質やタッチに少なからず我慢を強いられるのが現状です。
 そこで、音質も響きもタッチも変えず音量のみを下げる技術を開発し、既存のピアノに無加工で取り付けられるようにしました。これにより、部屋の防音対策が格段に簡素化できます。

騒音訴訟サポート

被害状況測定

 音漏れは方向性に乏しく、しかも状況によって人の感じ方が大きく異なるため、どんな主張でも鵜呑みにすると判断を誤る恐れがあります。 騒音計や記録装置も万能ではありません。 そこで、状況に応じて計測方法や調査機材を吟味し、誰にでも分かりやすく客観的な科学的データーを準備します。 現象が明らかになると、お互いの争点が全く的外れだった例もあります。


弁護士に対する技術支援

 弁護士は扱う事案が幅広く、当然、個々の事案に対する技術的な知識を持ち得ないので、騒音問題を扱う事案の場合にお手伝いしています。 客観的かつ科学的な公開資料の収集、意見書の提出、相手方代理人との接見、裁判所の実地検分や口頭弁論への同席もしています。


トラブル仲裁

 司法による解決は責任の割合が示されるだけで、相手方が立ち退かない限り物理的な問題が解決するわけではありません。 また、訴訟に関わる費用も期間も精神負担も馬鹿になりません。 もし、物理的対策により解決できる可能性があるのなら、 騒音は音源に近いほど対策が容易ですので、受音側が対策する場合や、訴訟費用よりも格段に安く済む可能性があります。

技術開発

軽量・低コストな防音技術

 防音資材は概して大変重く、しかも高価です。その割りに期待した効果が得られないケースが大半です。 そこで、容易に入手できる安価な材料を使って、誰にでも簡単に施工できて、確実に防音性能が得られる工法を開発しました。 特許取得には馴染まないので、工法名に自分の名前を織り込み、広く普及することを期待して一般公開しています。
また、低音(低周波音)についても、重さや厚さや吸音材に頼らない遮音吸音技術も開発済みです。


換気装置の防音技術

 音は主に開口部から漏れ伝わるため、塞ぐことのできない換気口の防音は難しい課題です。 特に低音は吸音材で吸収できないことから無策のまま漏れていることが多いです。 そこで、気流を直流、音波を交流とみなして波の伝達特性(インピーダンス)を利用して、音波だけが伝わらない条件を割り出しました。これを換気ダクトに応用し、通気抵抗を一切増やさずに完全遮音することに成功しました。


交通振動用インシュレータ

 大きな街道沿いにお住まいの方から「夜間の大型車の通行による振動で安眠が妨げられているので、ベッドだけでも免震できないか」とのご相談を受けました。 防振だけなら柔らかいバネで脚を浮かせれば良いのですが、ベッドの乗り降りや寝返りで大きく揺れてしまい実用になりません。そこで、交流理論とサスペンションの技術を活かして、ほとんど揺れないインシュレーターを開発しました。


防振・制振・制震技術

 これらの技術は、一般に特殊材料の特性に頼るか、装置が大掛かりになることが多く、性能の高い製品は非常に高価です。
そこで、振動は波が反射を繰り返す現象であることに着目し、楽器のミュート機構やハーモニクスの原理を参考にして波を効果的に減衰させうる条件を割り出しました。 それにより、しっかり支えつつも振動伝達を抑制でき、極めてシンプルで故障や経年劣化の心配の少ない技術を開発しました。

小田急線生田(いくた)駅から600mですが高低差50mの急坂の上にあります。事務所は二階です。通学時間帯は高校生に押し流されますのでご注意をw


ショールーム K's STUDIO

京王 井の頭線 西永福駅より徒歩5分の住宅街の中にあるレンタル音楽室です。薄型防音壁・遮音換気扇・波状壁の音響・ピアノ減音パネルなどをご体感いただけます。